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== おはなし ==

旅するまもちゃんのはなし♪

ある時、ままごと森のカエル少女まもちゃんは、いつものことなんだけど、小さな胸をいためていました。
ああ、どうして、うさこはこうも、怠け者なのでしょうか。
ままごと森に冬が訪れたあたりから、うさこはいつみても、お布団に、ぬくぬくとくるまっています。
大切なライフラインの畑も、ほったらかしで。
まもちゃんは、畑を、甘やかさないことにしました。寝てる間におにんぎょうがりっぱに実っては、うさこのためにならないと考えたのです。
結果生えてきた、ひねた、いじけた、あわれなコビトさんのつぶらな瞳に、まもちゃんはココロでゴメンナサイといいながら、ままごと森存続のために、遠く、つらい、行商の旅にでるのでした。
いやあ、TOKIO寒くってさー♪
撮影クルーのバイトなんだけど、ハードでさあ♪
いやあ、たいへんだったよ(^^♪いろんな人にあわないといけないしさー♬抹茶ブッセも食べないといけないしさあ♪
次は、はるばるテキサスだもんね♬あーまもちゃんって、けなげな労働者🎶きゃっきゃっ♪

寝てばっかりでまるまるとメタボってきた、うさこに、甘いお菓子を与えるのも禁物なので、帰宅した時は、まもちゃん特製おでんを、うさこの寝室の前に、こそっと置いて、また旅に出る、まもちゃんであった♪
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== おはなし ==

ものすごちっさいトントゥさんのはなし

ある時、っていうか、いつものことだけど、ままごと森の、よるのうさこは、いかっていました。
また、まもちゃんが脱走。
最近ひんぱんに、遠出する、ろくでもない、カエルめー★
うさこが探索にいってみると、まもちゃんちの地下室に、こぎたないドアが残されていて、一枚には、シモキタ、と書いてあります。
ドアは三枚あり、あとのには、テキサス、最後のには、TOKIOとかいてありました。

この、どこでも蛙ドアをくぐって、まもちゃんを捕獲に行くテもありはしますが。現在どこにいるかさだかではないし。
なんかさー、寒いし、眠たいし、すっかり出不精になった、うさこ。
結局、きったないドアを二~三度、蹴とばしただけで、自分のあったかいお布団に、戻ることにしました。
あー、腹立つ。トイレ掃除どうなるんだ。

まもちゃんもいなくて、うさこは寝てばっかりなので、ままごと森のおにんぎょ畑に、だれも栄養を与えなかったら。
ものすごちっさい、ひねた、しなびた、いじけた、コビトさんしか、生えてこないのでした。

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というわけで、年明けから逃げ出してばかりの、まもちゃんのせいで、二月のワァクショップのコビトさん、フィンランドトントゥさんは、ちっちゃーい。
労働意欲はあるんだけど、おそらくなんの働きもできない、ちっさい人、になっちゃったんだ。
なにもかも、まもちゃんのせい。まもちゃんが悪い。

それでも、作ってやろうかなという奇特なかたは、どうかよろしくおねがいします。
せめて、ブローチピンを、おつけします。しくしく。


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== おはなし ==

七人の白雪姫とトントゥ(小人)さん 

ある時ね、ままごと森にトントゥさんがやってきました。
遠くフィンランドからやってきた、妖精さんです。
森の中のちいさなおうちに住んで、小さなトントゥさんは、一生懸命働いていました。
ある晩、お仕事から帰ると、朝から楽しみに用意しておいた大切なごはんが、食べ散らかされているではありませんか。
このあたりには、他に人など住んでいないはず、なのに。
トントゥさんが、おなかをすかせたまま寝室に入ると、なんと、大切なベッドに、だれか寝ている!
ごはんどころか、ベッドまで盗む泥棒なんて。
トントゥさんが灯りを近づけてみると、お布団にくるまって、女の子が眠っておりました。
黒檀のように黒い髪、雪のように白い肌、血ほどにも真っ赤な唇。
こここれは、白雪姫。
このトントゥさんは、童話などよく読んでいたのですね。

ひとりぼっちで働いているだけなのは、ちょっぴりさみしくもあったので、白雪姫が来てくれて、トントゥさんは、うれしくなりました。
翌日、一日労働したトントゥさんが小さなおうちに帰ると、おやまあ、おんなのこが、もう一人増えていますよ。
このこも、黒髪白い肌。白雪姫って、一人ではなかったのかぁ。
でもさ、お花だって一輪より二輪のほうが、華やかなキモチになりますもんね。
労働意欲も湧き上がる、人のいいトントゥさんでした。
さらに翌日、帰宅すると、白雪姫は三人に増殖していました。

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さあ、がんばってお仕事するぞ。じっさい、白雪姫ちゃんたちは、小柄なわりには大食いというか。ま、その。
その後も白雪姫たちは毎日増えてゆき、7人になりました。
さすがに、トントゥさんも、7人も養っていけるのか、不安がよぎります。
お掃除お洗濯、ごはんのおしたくなんかは、みんなでやってくれるのですが小さなおうちなのでトントゥさんは落ち着く場所がないというか、そもそもなぜこのちいさなうちにみんなおしかけてきたのかなあ。
だってさ、ダイヤモンドたくさん、あるんでしょ。

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白雪姫たちが口々に、いいたてます。ダイヤモンドダイヤモンド、女子の最良のトモダチ!

トントゥさんはしまったと思いました。
少し前に町のパブに行ったとき、ついふいちゃったんだよな。
エプロンかけたおかしなカエルのバーテンにさ。ダイヤばんばん掘り出してるって…。
トントゥさんが掘っているのはほんとは、銅とかそんな金属なのです。ダイヤなんて見たこともないです。
あのカエルバーテンが、言いふらしたに違いない、すごくおしゃべりそうな、おっきなお口していたのですもの。カエルめー。

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ダイヤが無いとわかると、白雪姫たちは、文句をいっぱい言いました。7人の欲深いおんなのこの、文句大会。まあ想像してみてくださいな。
それでも、だれも、出ていくとは言いません。
折に触れ、ダイヤの件でいやみやあてこすりを言われるのにも慣れ、トントゥさんは、つまらない金属ではあっても、日々の糧を、懸命に、掘り出していました。日々は、まあまあ平穏に過ぎ、みな可もなく不可もなくという暮らしでしょうか、しかし、トントゥさんは、一年過ぎると、めっきり、ふけこんで、おじいさんになってしまいました。大家族(しかも全員女子)を一人で養ってゆくのは、大変なことだったのですねえ。
けれど、よぼよぼになっトントゥさんをみて、白雪姫たちが、いたわってくれるようになりました。年寄りには優しい気持ちが湧くタイプの子たちだったんですね。
そのうち、白雪姫たちが、作業着を着て、つるはし持って、金属堀りに出てくれるようになり、年老いたトントゥさんは、ちいさなおうちで、のんびり、お掃除お洗濯、ご飯を作って、7人の白雪姫の帰りを、待っていればいい、想像もしなかった隠居生活を送れるようになりました。
めでたしめでたし。
ですよね?


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== おはなし ==

ままごと森トントゥ事変 顛末記

ある時、ままごと森で、よるのうさこは(7月で2千と1歳になりました)、毎度ながらの、おヒスをおこしておりました。
きぃぃーっ、まもちゃん、こいつら、なんとかしなさーいっっ。ききっ。

ままごと森にわらわら生えちゃったトントゥさんたち(北欧原種)
種をくれた花売りMAYAさんのはなしでは、ミルクがゆさえ与えれば、集団で、とってもよく働く、有益なる妖精さんたち。
まもちゃんは、一生懸命、畑を耕し、トントゥさんたちを、どっさりこ収穫したんですが。

…働かない。

愛そう悪い、ぶっちょうづら。いつも、森のどこかに隠れて、さぼりまくりね。
そのくせ、日に三度、よるのうさこが作る、大なべいっぱいのミルクがゆタイムには、いずこからともなく、わらわらと集まってきて、おかゆをすっかり平らげます。
さあ、いまこそ、ご用を言いつけよう!と意気込むうさこを尻目に、あっというまに、森に消え失せる、ええい、この役立たずのトントゥどもめー。

まもちゃんは、仕方なく、トントゥさんたちをカゴにつめて、ままごと森のはずれまで、出ました。
花売りMAYAさんが以前お花を売っていた場所を、貸してくれるんです。
MAYAさんは、よそに、もっとすてきなお店を開いたのです。MAYAさんのとこにいるトントゥさんは、よく、手助けしてくれる、よいこだそうで、そのお手伝いもあって、いい仕事なさってるそうな。

やっぱさあ、土がよくないのかなあ。

まもちゃんてきには、怠け者でもぶちゃいくでも、育てたトントゥたちに、愛情もかんじてはいたのですが、うさこには逆らえません。
しかし、並べていたら、案外トントゥたちは、よく売れました。もう一回、買いにきてくださるリピーターさんまでいて、まもちゃんは不思議に思い、このこたちがなんのお役にたつのか、お客様に尋ねてみました。

このこたちは、なんにもしなくていいのよー。このこたちをお庭に置いとくと、お庭の花が、とってもきれいに元気に育つの。

おやまあ。そうなんでしたか。

期待するように動かないからと言って、役に立たないときめつけて捨てちゃうなんて、あんまりおりこうではないのかも。と、まもちゃんは、人生をかみしめながら、おうちに帰りました。
よるのうさこは、まもちゃんが持ってきた、トントゥの売り上げ金貨をみて、ころりんと、ご機嫌がよくなり、もっともっと、トントゥさんたちを、育成するかなあ♪なんて、楽しい真夏の白昼夢に突入、重くなったぶたさん貯金箱をかかえて、まあまあ、八方、お幸せってことで。
ねえ。

みなさもま、楽しい夏を、お過ごしくださりませ。暑さはきびしゅうございますけれども、2016年の夏は、生涯一回きりなんだー。日々、味わいたいものです💛

後日談
まもちゃんが、最後に残った種をまいてみたところ、いよいよ土が栄養不足なのか、ナイトキャップなどかぶった、もはや眠る気だけがまんまんの、トントゥさんが生えたよ。



あれまあ、まもちゃんが困っていると、その次は、さらにさらに、ちっさーいトントゥさんしか、生えてこなくなりましたとさ。
うわ、ちっさ…労働、とうてい無理。でも、おかゆは一人前にいただく、ちびちびトントゥ、二匹。
うさこの目に触れる前に、まもちゃんは、どこでもドアをあけて、彼らを放り込みました。

いいじゃん、ちっさくてもさー、どっかにパラダイス、あるよね。そこ、行くもーん。
※とゆうわけで、このひとらは遠く旅立ちました。





Instagramインスタ、はまってまぁす
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== おはなし ==

フィンランド フィンランド なんかそんな感じ★ その2

まもちゃんは、わくわく、畑に近づきました。
うさこの冬眠以来、すっかり枯れ果てていた畑が、まあ、なんてすてきな色彩★やったね、まもちゃん。←自分を讃える。

あの、灰色っぽいトントゥさんは、サウナの係りかな。
グリーンの子は、畑のトントウさんでしょうか。
お台所トントゥらしき子もいます。
真っ赤なクリスマスカラーの子は、トントゥの王道、クリスマストントゥだぁ。

ただ、労働者集団にしては、彼らがいささかおめかししすぎのような、気もするのですが、でもでも、エプロンとかは、ちゃんとつけてるし。

まずは、ごあいさつ。
オハヨウゴザイマス。

しかし、トントゥたちは、沈黙したまま、微妙に、まもちゃんと視線を、あわせようとしないのでした。

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あれ、おかしい…。

花売りお姉さんの解説では、トントゥたちって、おうちや森のあちこちにすみこんで、お仕事にいそしむ、北欧渡来の妖精さんたち、なはず。
まもちゃん丹精のこの子たち、どうみても、働き者って人相とは、言えないような。

いえいえ、知らない畑で、とまどっているだけに違いありません。

さあ、今日から、一緒に、ままごと森で、楽しくお仕事しましょう♪

なるべく明るい感じで、まもちゃんは言ってみました。

やっと、手前のトントゥが、じろっと、まもちゃんのほうに目をむけました。
サウナトントゥさんです。

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こんなとこに、サウナ、あるの?

…そういえば、ままごと森に、サウナなんて、ないのです。

サウナ以外では、ぜったいぜったい、お仕事しないからね。

それを口火に、トントゥたちは、てんでに勝手なことを、叫びだしたではありませんか。

こんなとこで、お仕事なんか、ぜったいぜったいしてやんないからねっ。

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ああ、土が悪かったのでしょうか、ままごと森に生えたトントゥたちは、北欧のなんとなくおされーなイメージ、そう、こんな感じの。

       ♪山はそびえたち 梢は高く 鳥はさえずり
         フィンランド フィンランド フィンランド
          そんな感じの国 (谷山浩子)

をくつがえすほど、わがままなコビトさんたちだったのです。

中でも、一番おめかししてるクリスマストントゥは、すっごくえばっていました。
サンタさんのお手伝い以外は絶対しない、かえるの手伝いなんか、するわけないーと、鼻の先で、笑っちゃいますね、ええ。

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ここで、よるのうさこならば、自分の役に立たないものは、土に埋めちゃえってさけぶはずなのですが。
まあ、うさこは、当分、お布団から出てこないんだから、畑の異変も、知りようがなく。

結局まもちゃんたら、ルーティーンワァクに加えて、畑にすわりこんだまま、なぁんにもする気がなく、口を開けば不平不満のわがままトントゥたちのお世話まで、駆けずり回って、しちゃってるだけの毎日、という、おはなしでした。

あ、でも最近まもちゃん、夜な夜なこっそり、ドア作ってるらしいです。
あいかわらず、ぼろっちい、がたぴしドアを。


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えっと、ドア二枚あってね、一枚には倫敦 もう一枚には、浅草って、書いてあるんだって。

  おしまい



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== おはなし ==

フィンランド フィンランド なんかそんな感じ★ その1

ある時、かえるのまもちゃんは、春のお散歩に出かけました。ていうか、プチプチ家出?

だって、この冬の終わりからずぅっと、よるのうさこは、なぜだか、寝てばかり、いるんです。一日22時間くらいは、お布団のなか。たまに目をあいている時には、まもちゃんの耳元で、わざとらしいぃため息をついて、からっぽの豚さん貯金箱を、振って見せるのでした。
そりゃあ、あんなに寝てばかりいて、畑もなにもほうりっぱなしでは、貯金箱もからになろうというものです。そうじゃありませんか?
まもちゃんのせいじゃないもんね。

もう、やだやだやだ。

まもちゃんは、春にしてはまだ冷たい風や空気を味わいながら、のんびり歩いたり、時々だだだっと駆け出してみたり、うさこの家が遠くなるにしたがって、しだいに楽しいキモチになってきました。ついには、怒っていたのもすっかり忘れちゃって、森のはずれにお花を売っているお姉さんを見つけた時には、うさこにおみやげ、買っていってやろうかなぁなんて、気の良いことを考えてしまったり。

え?うさこ?あの欲深大家さんですか?
お花をたぁくさん並べているお姉さんは、笑いました。

アノヒトにお花なんか、受けっこないですよ。

そかな。困惑するまもちゃんに、お姉さんは、ちっちゃな袋をくれました。


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これはね、トントゥの種。すっごく働き者のコビトさんたちが、生えてきますよ。

まもちゃんは、大喜びで、走って森に帰り、畑に種を蒔きました。
そんなすてきなコビトさんたちならばさ、うさこのなまけ放題を、断然、補ってくれることでしょう。
いいなあ。


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水やミルクや、奮発して、とっておきのクッキーまで、まもちゃんは、畑にせっせと運びました。
その甲斐あって、三日目の朝、畑に行ってみると、おお、いますよいますよ、コビトさんたちが!


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トントゥちゃんたちって、おっきい子でも、サンタさんのおひげの半分の背丈までなんですって。
うんとちっちゃい子もいます。そして、それぞれ専門の場所が、お仕事場なんですって。お花うりのお姉さんに、教えてもらいました。

いま、まもちゃんの目の前に現れたトントゥたちは、だいたい、まもちゃんとおんなじくらいな身長でした。
これなら、労働力として、とっても、期待できそう。ふふふ。
   続く



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== おはなし ==

まも太郎 最終回

さてさて、道中、さまざまありましたが、とにもかくにも、まも太郎と二匹のサルは、鬼ヶ島に、到着。
ていうか、普通の田舎の村。島でもないし。
道々、訪ね歩いたところ、最近、鬼なんてものがいるのは、この村だけと、みなさんおっしゃるので。きっと、ここが。
おそろしい鬼の巣窟なんでありましょう。

うさこに無理やりもたされた、竹刀なんかをふりかざし、さる子1、さる子2と連れだって、鬼の家になだれこんでみれば。

ほんとに居た。
赤鬼と青鬼。


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びっくりして、まもちゃんたちを、見ています。
鬼どもは、ちいさい子を集めて、お茶会を楽しんでいるところだったのです。

うさこという重圧が無い猿たちは、ちゃっかりテーブルに座り込み、お菓子など、ごちそうになりだしました。
しかし、まもちゃんには、いえまも太郎には、やらねばならぬことが。

え、金銀財宝?

こどもたちは、さわぎだしました。
なにーそれーそれって、おいしーの?
ねーおいしーのー?
赤おにさんと青おにさんがいっしょにいたら、出来レースにちがいないって、なんのことー?

わーわー騒ぎながら、お菓子を貪り食う、うんざりするような子供の群れ。

略奪って,、そんな。たしかに、この子たちは、あちこちの、大切にされてない所からさらってきた、わたしたちにとっては、金銀財宝にまさるタカラモノといえますがねえ。
などと語る鬼さんたちの眼は、慈愛にあふれているような。
よっぽど、いい鬼さんなんですかね。


「蒼さん、みぃんな、よいこたちですね」
「紅さん、ほんとですねえ。でも、もうちょっと、肥えてもらいたいですね」
「そですよね、まだ、小骨がのどに、ささりそう」
「それにひきかえ。うさこがよこしたこの猿さんたちは、お歳暮だけあって、なかなかいい肉付きではないですかー」
「うん、すてき、かえるのほうも、目先がかわって、いいおかずになりそうですね、うさこばーさま、いかした心遣い★受けるー」

「あれ、かえる…かえるどこいったのかしら?」

お水をくみにいったお台所で、立ち聞きしちまったまもちゃんは、逃げ足はうんと早く、鬼さんたちが気づいたころには、ふたっつ先の山を越えて、すたこら走っていたんでした。

ふう。

おしまい

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なぜか復活ランキング。。ぽちぽち!!(まもちゃんより)


やっぱりこんな結末なのか、クリスマスなのに、クリスマスなのに…
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== おはなし ==

まも太郎 2

まも太郎はとびきり順応力があったもんで、この暮らしに、適応していきました。
こき使われはしますが、ばーさんは、おいしいごはんだけは、作ってくれるし。
しかし、強欲なうさこばーさんが、豊富にごはんを食べさせてくれたのは、たくらみがあったのですね、やっぱり。

ある時、うさこは、言いました。
「ああ、かえるのからあげ、食べたい…」
一日労働して、ばんごはんのあと、のんびり寝っ転がっていたまも太郎は、ぎょっとしておきあがりました。
「…かえるは、さしみでも、うまい」
まも太郎がすっかり青ざめると、うさこは、ふふと不気味に笑いました。
「カナリア雑貨店にいけば、立派なカエルの身は、売ってるんだけどさ、ここんとこ、豚さん貯金も底をついてねえ。それというのも、あんたを養わなきゃいけなくなったからでさあ」

うさこの話しでは、山を三つ超えたところに、鬼ヶ島、があるそうなんです。鬼たちは、略奪をくりかえし、がっつり、お宝を貯めているそうな。

ああーこの展開にも、覚えがある。
運命には逆らえないのだ、まも太郎は、うさこにオーダーしたおむすびを持って、出発しました。

きび団子じゃないのは、単に、まも太郎の好物が、おむすびだったからですね。

このまま、フケちまおかなー。まも太郎は少し歩くと、腰をおろして、おむすびを食べはじめました。
鬼なんて、絶対、会いたくないし。

「かえるちゃん、こんにちは」
溜息をつくまも太郎の前に、だれかが立っていました。
見ると、二匹のサルでした。
「おむすびちょうだい、あたしたち、、おなかへってるの」

まも太郎は、気前は悪くないほうで、さるたちに、おむすびを一個ずつ、あげました。
三人で食べながら、さらっと事情を話すと、おむすびのお礼に、鬼ヶ島について行ってあげましょうとか、サルたちが、言い出しました。
そうそう、この展開。
でも、サルが二匹って。ちょっとおかしくないかい?

「あんた、こまかいこと、気にしすぎー、どうしてもってんなら、ほら」
片方のサルが、ポケットから、パンツをとりだしました。それは、犬の顔が描いてあるパンツで、あろうことか、さる子1は、そのパンツをかぶってみせるのです。


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まも太郎は、あきれました。
しかし、これ以上追及して、猿にそむかれても困るので、顔に出しませんでした。、ポーカー、非常に得意なんだよね、じつは。
それにしても。このさるたち、名前が、さる子1とさる子2って。
この森は、どこまでいいかげんなんかい。

せめて、キジとか、いないですかね。

あ、鳥なら、そこに。
サルが指さす、川の向こうを見れば。
黄色い鳥のかぶりものをした女のひとが、お団子頭の女のひとたちと青いシートの上で、お酒を飲んでいます。

「ほれ、あそこにカナリア雑貨店主」
サルが教えてくれました。
でも、雉じゃなくって小鳥、おまけにあんなにお酒飲んでいたら、戦力にならないでしょう。ていうか、お酒のほかに、ものすごいごちそう並べてるし。おむすび一個では、釣れそうにないですね。
それでも、サルたちは、はじめにおむすびをもらったからと、律儀にまも太郎についてきてくれるそうなんです。
ほんじゃまっ、行くしかないか。

つづく


復活したランキング。。ぽちぽち…(まもちゃんより)
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== おはなし ==

まも太郎 その1

ある時ね、一匹のカエルが、川のほとりに、いいものをみつけました。体よりおっきい、桃!
カエルは、桃が大好物だったので、おおよろこび。おいしい実を、むしゃむしゃと食べました。
甘い果物でおなかいっぱいになったカエルは、ぐっすり眠りこんでしまいました。

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カエルが目をさましたとき、目の前には、怒り狂ったおばあさんが、包丁にぎりしめて立っていました。
「なにこれーっこの桃、中身からっぽじゃん!」

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カエルは中身をたいらげたおっきな桃の皮に入り込んで、眠っていたらしいのです。カエル入りの桃(の皮)は、どぶん。
すぐそばの川におっこちて、流れ流れて、おばあさんに拾われ、包丁で、まっぷたつ。
カエルは、ぞぉっとしました。自分が、まっぷたつにされなくて、よかった。

カエルが、しげしげと、おばあさんの長い耳をながめていますと、おばあさんは、ぶつぶつ言いだしました。

まっいいか、桃は食べ損ねたけど、せめて、このカエルを、働かせれば。

カエルは、この展開に、覚えがありました。けっこう読書家なんです。

「あのーおじいさんはどこに?山に芝刈り?」
ばあさんうさぎは、包丁をふりかざして、怒鳴ります。
「居ないよじーさんなんて、シングルマザーで不満があるかいっ
そもそも、あたしはあんたが男の子か女の子かも、きかないだろ、ジェンダーフリーだよっ、そんで、お前の名前は、すぱっと、まも太郎にきめたからね!」
海賊ぢゃないよっ
というわけで、カエルのまも太郎は、ばーさんうさぎの養子になって、川でお洗濯、山へ芝刈りに、トイレ掃除に鍋磨きと、日々こきつかわれる事と、なりました。


つづく



ランキング。。復活。ぽちぽち…ぽちぽち…(まもちゃんより)
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== おはなし ==

木苺の誘惑       やっと最終回

どすんとおっこちた森は、よどんだ空の下、この前とおんなじ、甘いお菓子や、濃厚なスパイスや、くらくらするような香りがたちこめています。
まもちゃんは、小さくピアノの旋律が聞こえる方へと、歩いていきました。

大魔女の屋敷窓からのぞくと、この前の女の子が、やっぱりピアノをひいていました。よくみると、おんなのこの背中には、小さな真っ白い羽根が二枚、ふるふると震えているのでした。
じっとみていると、女の子の頬に、涙がすぅっと、流れました。

大魔女も、いました。
この前よりぐんとスリムになって、真っ黒な、美しいドレスをきて、別人のようですが、まもちゃんは、おなじみの、怪しい魔法のにおいをかぎわけました。
大魔女の表情は、黒いベェルをかぶっていて、見えません。
そういえば、おんなのこも、黒い服です。、

まもちゃんは、屋敷の裏にまわってみました。トメゴロー、いるかな。

裏庭は草ぼーぼーですが、花も咲いていました。クリスマスローズの、甘い香りもします。
草むらの中をよくみると、一か所、土が盛り上がって、小さな土まんじゅうができていました。木で組んだ、ぞんざいな十字架が立っています。十字架に、象の帽子がひっかけてありました。
十字架には何も書いてはいないけれど、まもちゃんには、わかりました。大魔女が、急に、大掃除をする気になったんだな、あのあと。

トメゴロー、さよなら。そしてありがとね。
まもちゃんは、土まんじゅうに向かって、ていねいにお辞儀をしました。

うさこの寝室に帰ると、うさこは、なにも知らずに、いびきをかいていました。まもちゃんは、そっと、朱い目玉を、もとどおりはめこみ、ドアをパタンとしめて、自分のうちに帰り、もう夢はみないで、ぐっすり眠りましたとさ。

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おしまい



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     遊びにきてね、木苺色に染まった、ままごと森へ。
            12月15日までデス。

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