== おはなし ==

シャングリ沼の冒険

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さてさて。
みなさんは、すでにご記憶にないかと思うのですが。
ドラゴンから子供たちを取り返すべく、シャングリ沼に旅立った、ままごと森の子供たちのその後の顛末。
巨大ショッピングモォルは、恐ろしい所でありました。
なにせ、子供は、どこも食べ放題ビュッフェが、無料。
チャイニーズ、アジアン、和食にイタリアン、そしてスイーィツ!
何軒も何軒も立派なお店がならんだモォル。それが、7つも!
おまけに出会う人みんなが親切で。ドラゴン退治なんて危険なことは、よしなさい、うちの子にしてあげるからと引き止めるのでした。



7人で旅に出て
ひとりが、コックの見習いに
6人で出発して
ひとりはお花屋さんに

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5人が残ったけれど
ひとりは本屋さんから、帰らなかった
4人になったところで
ひとりがパン屋の後継に


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誘惑がいっぱいのショッピングモォルを、それでもなんとか意思の強い三人だけが抜けることができ、ついに、運命のシャングリ沼に。
ついてみると、沼のほとりでドラゴンは、おなかを出して、昼寝をしていました。
おそるおそる三人が近づくと、ドラゴンは眠そうに眼をあけました。
そして、びっくりして、叫んだのです。
「だめだめーきみたちは、だめっ」



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             ドラゴンの話

あの日、すっごい地震と津波がきたので、ぼくのおなかの中に、こどもたちをかくしてあげたの。
そしたら天災のあと、近くの街ルウナの人々がこどもたちを迎えに来て、お礼にたくさん食べ物をくれたの。
それからドラゴンのおなかが一番安全ってことになって。
毎日、学校がひけたら、ルウナのこどもはみんなぼくのお腹に遊びに来るんだけどね。

ドラゴンは、ちょっと、目をうるませました。
「おとなしく宿題してる子ばっかりならいいんだけど。
走り回ったり、乱暴なこどももいるから」
ドラゴンは、苦しそうなげっぷをしました。
「どうもあれ以来、胃炎みたい…」
ドラゴンたら、親たちがくれる食べ物で生活しているから、仕方ないらしいのです。
よくみると、そんなに大きいドラゴンでもありません。
このドラゴンも、こどもなのでした。





「いくらなんでもきみたちはだめ。無理」
ドラゴンに涙目で言われて、三人は、お互いを見ました。

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まんまるな顔、ぽんと突き出たおなか。
なんとまあ。
連日のモォルの食べ放題のせいで、三人のこどもは、とってもとっても、おデブさんになっていたのでした。
これでは、まもちゃんドアも、通れないかもわかりません。
三人は、ルウナの街のひとたちに頼んで、痩せるまで働かせてもらうことにしました。
ここのひとたちも、みんな親切でした。
だからもう、あのこたちも、帰ってこないとわたしは思いますよ。
魔法のお靴も、うわさにすぎませんでしたしね。
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