== おはなし ==

ままごと劇団?

ある時、よるのうさこはカナリア雑貨店に行きました。
ああまた、夕方になっちゃったわ。出発したのは朝なのに、ここの時間軸は、いったいどうなっているのかしら、ふう…。

「おや、うさこさんではありませんか。
そんなに息をきらして。その荷物はなんですか。」
寒い寒い日だったので、うさこは、シチュウをさしいれにきたのです。
鍋ごと。

「ほう、世界中の美味珍味を味わいつくしたこのわたくしに。まあとにかく、ありがとうございます。
ちょうどよろしい。私も、あなたにお話があります」
ドキ…お話…

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「とにかくお鍋を置いて。
いいですか、うさこさん。あなたのとこの子どもらが、しばしばここへお使いにきますね。
あの子たちのことです。」
「…え…お金をはらわないでなんかもっていっちゃいました、とか…?」
「それはありません。いまのとこ。悪い子たちではないです。
でも、でもですよ、あの人たちは、ごあいさつも、ろくにできないではありませんか。」

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なーんだ、そんなこと。
うさこは、ほっとして、笑いました。
「笑い事ではありません、うさこさんは、子どもらの教育について、どうお考えなのでしょう。」
「いやですよぉカナリアさんたら。
ままごと森に、教育なんか、必要ありませんわ。
子どもが傷みそうなら、いそいでお料理して、食べちゃえばいいんですもの。ふふふ。」
カナリアさんは、ぎょっとした目で、うさこがもってきたシチュゥのお鍋を、見ました。


しばし、沈黙が流れました。
咳払いをひとつして、カナリアさんは、気をとりなおしました。
「…それでですね、これは私の思いつきですが。
情操教育の一環としてですね、お芝居など催してみては、いかが。」

というわけで、カナリア雑貨店さんにて、星の王子さまを、上演することにあいなった、子どもたちなのです。

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まもちゃんは、王子さまではなくて。
五番目の星の、点灯夫です。
ヅラかぶってみました。
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バラの花
古いふるいキモノを裂いて作りました。
古い絹はもろいので、保護剤で固めてあります。
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ちいさいキツネ。
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呑んべの星は、やっぱりこのかた。
友情出演です。
「酒のむのがはずかしいなんて、わたしはちっとも思いませんけどね!」


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