== おはなし ==

ゆき白姫と6匹のコグマその他… その1

ある時、とある森の小屋に、かわいい姉妹が住んでいました。
ゆきしろちゃんと、ばらべにちゃんといいました。でも、ゆきしろちゃんは、自分のことをお姫さまだと信じていたので、ゆき白姫と名乗っていました。
お姉さんのばらべにちゃんは現実派なので、思い上がった妹を、困ったものだと案じておりました。

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困ったことは、他にもありました。
ある日、ふたりのお母さんが、失踪したのです。
わたくしのことは忘れてください、と一行だけ、書き置きを残して。

お母さんは、子どもがほどよく育ったころの中年の女性がかかりがちな病気に、かかったのでした。
その病気は、「イセンジノシタワカノイイデレコ」という、長い名前でした。

お母さんがいなくなった同じ晩、村に一軒しかない雑貨屋の旦那さん、サミュエルさんも、いなくなったそうですが、それはきっとただの偶然です。
現実的なばらべにちゃんは、ため息を一つつくと、お母さんのことはきっぱり忘れて、家事をひきうけることにしました。
ゆき白姫のほうは、もともと自分にしか興味はないので、今までどおりごはんがでてきて生活が変わらなければ、全然気にしませんでした。

しばらくは、うまくいっているようにみえました。
働き者の明るいお母さんのかげに隠れてもともと陰の薄かったお父さんは、相変わらず、文句ひとつ言わず、これまでどおり毎朝仕事に出かけていきますし…。


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