== おはなし ==

まもちゃんと星影荘の魔女 その3

星影荘までは、なかなか距離がありました。
ちっちゃいまもちゃんが懸命に横切ってゆく野原は広く、渺茫と、寒いのでした。

けれどたどりついてみると、赤い塔は、あんまり不気味でもありません。なんかあったかい赤い色をしています。
でも、ここには、おそろしい魔女が…。




勇気をふるって、てっぺんまでは行かなくちゃ。そして、うさこのために、一個でいいから、星をとってあげなくっちゃ。

まもちゃんはエプロンのはしをにぎりしめて、階段をのぼってゆきました。
塔のなかはほのかにあたたかく、中もきれいな赤い色をしていました。
まもちゃんは、だんだん、恐怖をわすれました。塔のなかは、心地よかったのです。

だから、魔女が目の前にあらわれた時も、あんまり驚かなくてすんだのです。

「まもちゃん、やっと星をとりにきたの」
魔女が名前までちゃんと知っているのも、全然不思議に思えませんでした。

「あなたが星影荘の魔女ですか?」
「うん、わたし、ステラ。」


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つんつんたった明るい色の髪と、いたずらっぽい瞳がいつも微笑んでいるような、魔女にみえないステラさんを、まもちゃんは、一目で大好きになりました。



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