== おはなし ==

赤い靴はいてた… その5

誰もいなくなった部屋に、足音をしのばせたまもちゃんが入ってきました。
うさこはバスタブで、眠り込んでしまったようです。あたりは静かです。

まもちゃんは、魔法の靴をひろいあげました。
靴もくたびれたのか、今は半透明になって、ゆっくり、7色に変化したりしていました。

TS3R1535.jpg

さて、まもちゃんは、何を考えているのでしょうか。
魔法の靴を、真っ赤に光らせる自信があるのでしょうか?

表情のないカエルの顔から、それはわかりません。なんせ、カエルのツラになんとかって申しますでしょ。

無表情で、まもちゃんは靴にあんよを一。

入れようとしましたが、あらまあ。靴は、トコトコ逃げ出します。
追いかけてはこうとすると、またしても、トコトコと靴は逃げます。
ちょっと逃げては追いかけまた逃げては追いかけ、無言のおいかけっこが続くうちに、靴は嫌気がさしたらしく、スピードをあげて走り出し、ドアをくぐって、みるみる森の奥へと消え去っていきました。

TS3R1537.jpg…ちっ


こうして、まもちゃんだけがなぜか、魔法の靴を、試すことさえできなかったという、とある夏の日のオハナシです。

         おしまいだよ





らんきんぐ,ぽっちりぷりーず。(まもちゃんより)
ぎみあぽちぷりーず うさこより


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