== おはなし ==

怪異★砂場兎温泉  その4

うさぎの耳などつけたあやしいばあさまたちに閉口しながら、べべちゃんがそれでも、しっかり汗を流し、脱衣所で涼んでいると、
「はいっ」
そらちゃんが番台からおりて、ぽんっとふたをあけた飲み物のびんを、さしだしてくれました。
おお、フルーツ牛乳。
冷たくておいしい。
びんが分厚くて、案外ちょびっとしか入ってないのも、銭湯のお約束ですね。

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「先に注意してあげなくてごめんなさいね」
そらちゃんがすまなそうに言いました。
「ばあちゃんたち、悪気ないんだけどね。ここサバト温泉では、番台で貸し出すかぶりものして入るのが伝統っていうか。
そんでもって、新しいお客さんも、めったにないもんだから、喜んじゃってねえ」

それで、髪洗いますかじゃなくって、アタマどれにしますかって、きいていたのね。
へーんな温泉。それに、スナバウサギじゃなくって、サバト温泉だったのね。

へんてこすぎる銭湯だけど、働くそらちゃんはずいぶん生き生きしてみえます。それに、かなりスリムになったみたいだわ!

「もうしばらく、ここでお仕事する。クリスマスには、みんなにおみやげ持ってうちに帰るから」
きっぱりと言うそらちゃんの、成長した姿に、べべちゃんはうれしくもさみしくもあり、でも応援してあげようと思いました。
そして、次に来る時は、おみみレンタルしてみようかなと、ちょっと考えるのでした。

        オシマイ



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お客さーん、なんのお耳にしますぅ?当サバト温泉ではいろいろとりそろえております。
ああしかしおだんごの秘密がついにあばかれてしまうのでありませうか。




ここをぽちぽち(まもちゃんより)
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