== おはなし ==

あかずきんちゃん  お話の箱 一個目

ある時、あたしは、森をお散歩していたのね。
そしたら、なんかレトロな、居心地よさげな小屋が。いいわ、ここ。ブログのネタに、写真とらせてもらえないかしら。
ノックしても返事がないので、入ってみたのね。
だあれもいないのね。
あら、寝心地よさそうなベッド。なんか、レトロな、お寝間着がかけてあるー。

はっと目がさめたらね。
薄暗がりに、誰かいる。あたしは、あわてて、お布団にかくれました。

「たまのお休みに、ばーちゃんのお使いなんて、はらたつわぁ」
という声がきこえたのね。続いて、声の主は、無遠慮にベッドをのぞきこんできました。
あたしはお布団に、さらにふかぁく、もぐりこんだのね。

「はらたつから、おみやげのぶどう酒全部飲んできちゃったわ、けけけ。パンも、かじってやったわ」


DSC01593a.jpg
それからが、さんざんだったわ。
そいつはなんか、フードかぶったコドモらしかったんだけど。
あたしのお口がおっきいとか、お耳が立ってるとか、鼻がおっきすぎとまで言われて。おとなしいあたしも、だんだん腹がたってきたのね。
ひとさまの容姿をどうこう言ったら失礼って、教わってないのかしら。親の顔がみたいもんだわ。

あげくのはてに、うわあオオカミだぁーって。
確かにあたしはオオカミだけどさ。
おなかにおばあさんがいるだろうなんて!
ここにはだれもいなかったし、だいいちあたし、おばあさんなんか食べないわよっ。ぱさぱさして、いかにものどに、つまりそうじゃない、ねえ?

だからといって、この根性の悪そうなおんなのこも、食べたくなんかありません。お肉そんなに好きではないのよ。

あたしは、いっそう深く、お布団をかぶって、この、言いたい放題言ってるいやな小娘が、早く出て行ってくれないかしらと、ふるえているだけでした。

おしまい



まもちゃんが急に、マッチ箱のひきだしをたくさん作りだしました。
それで、その箱に、お話をつめこむことにしたのね。
第一弾は、赤ずきんと、気弱なオオカミさんです。あかずきんのかばんには、食べ残しのパン切れがはいっているわよ。げっぷ。


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== Comment ==

「ケケケ」と笑う赤ずきん、良いわぁ。





        
 

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