== おはなし ==

まも太郎 その1

ある時ね、一匹のカエルが、川のほとりに、いいものをみつけました。体よりおっきい、桃!
カエルは、桃が大好物だったので、おおよろこび。おいしい実を、むしゃむしゃと食べました。
甘い果物でおなかいっぱいになったカエルは、ぐっすり眠りこんでしまいました。

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カエルが目をさましたとき、目の前には、怒り狂ったおばあさんが、包丁にぎりしめて立っていました。
「なにこれーっこの桃、中身からっぽじゃん!」

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カエルは中身をたいらげたおっきな桃の皮に入り込んで、眠っていたらしいのです。カエル入りの桃(の皮)は、どぶん。
すぐそばの川におっこちて、流れ流れて、おばあさんに拾われ、包丁で、まっぷたつ。
カエルは、ぞぉっとしました。自分が、まっぷたつにされなくて、よかった。

カエルが、しげしげと、おばあさんの長い耳をながめていますと、おばあさんは、ぶつぶつ言いだしました。

まっいいか、桃は食べ損ねたけど、せめて、このカエルを、働かせれば。

カエルは、この展開に、覚えがありました。けっこう読書家なんです。

「あのーおじいさんはどこに?山に芝刈り?」
ばあさんうさぎは、包丁をふりかざして、怒鳴ります。
「居ないよじーさんなんて、シングルマザーで不満があるかいっ
そもそも、あたしはあんたが男の子か女の子かも、きかないだろ、ジェンダーフリーだよっ、そんで、お前の名前は、すぱっと、まも太郎にきめたからね!」
海賊ぢゃないよっ
というわけで、カエルのまも太郎は、ばーさんうさぎの養子になって、川でお洗濯、山へ芝刈りに、トイレ掃除に鍋磨きと、日々こきつかわれる事と、なりました。


つづく



ランキング。。復活。ぽちぽち…ぽちぽち…(まもちゃんより)
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